扇風機のような家電製品は、可燃ごみのように気軽に捨てられません。そのため、処分方法に困っている人もいるでしょう。
そこで今回は、愛知県名古屋市周辺で扇風機を捨てたい人に向け、処分方法を5つ解説します。費用や特徴、手間などを解説しているので、状況に合わせた方法を見つけることが可能です。最後まで目を通し、自分の希望に沿った処分方法を見つけましょう。
名古屋市において、30cm角を超える扇風機は粗大ごみに分類されます。30cm角以下は不燃ごみなので、処分方法を間違えないようにしましょう。
次項から、粗大ごみを申し込む方法や費用、注意点について解説するので、自治体での処分を検討している人は参考にしてみてください。
名古屋市で粗大ごみを申し込む手順について、「インターネット申し込み」「自己搬入」それぞれの方法を解説します。
<粗大ごみを申し込む流れ(インターネット申し込み)>
①名古屋市HPへアクセス
②粗大ごみの受付ページへ移行(受付ページはこちら )
③申し込みページへ進む
④メールアドレスを入力し、手続き用のURLを送信してもらう
⑤指定URLへアクセスし、必要事項(住所や品目、粗大ごみの排出場所など)を入力
⑥粗大ごみの回収を申し込む
⑦手数料納付券をスーパーやコンビニ(指定販売店)で購入
⑧氏名や受付番号を記入
⑨手数料納付券を扇風機に貼り付けて排出場所へ出す
インターネット申し込みは24時間、365日いつでも可能です。電話での申し込みも可能ですが、回線の混み合いにより通じない可能性もあります。
<粗大ごみを申し込む流れ(自己搬入)>
①処分予定の扇風機を車両に積み込む
②区の環境事業所へ持ち込む
③受付時間内に申し込みを行う(受付時間はこちらから確認)
④事業所スタッフによる確認が行われる
⑤処理施設へ搬入する
⑥軽量を行い、現金で処分費用を支払う
⑦扇風機を処分する
環境事業所は区によって管轄が異なるため、自分の住むエリアの事業所を事前に確認(こちら から)しておきましょう。
粗大ごみの手数料は、以下のとおりです。
<粗大ごみの手数料>
・収集の場合:250円
・自己搬入の場合:200円(10kgまで)
自己搬入の場合、処理施設では現金しか取り扱われていないので注意してください。
名古屋市で扇風機を粗大ごみとして処分する際は、以下の注意点を事前に確認しておきましょう。
<粗大ごみを申し込むときの注意点>
・収集は1ヶ月に1回のみ
・収集日の7日前までに申し込みを済ませる
・申し込みの取消や数量変更などは前日まで
・収集時間の指定はできない
名古屋市において、粗大ごみの収集は1ヶ月に1回のみ行われ、エリア毎に具体的な日程が異なります。事前に日程を確認(こちら から)し、7日前までに申し込みを行いましょう。
また、収集時間の指定はできないので、予定日の8:00までには扇風機を排出場所に出しておく必要があります。
家電量販店では、下取りとリサイクル回収の2通りで扇風機を処分できます。各方法の特徴や費用について、次項から見ていきましょう。
下取りの場合、処分費用をかけずに扇風機を処分できます。下取りの特徴について、見ていきましょう。
<下取りの特徴>
・新規製品の購入と引き換えに、不要になった扇風機を引き取りしてもらえる
・壊れていても下取り可能な店舗もある
・新規製品の購入額を割引orポイント還元してくれる店舗もある
下取りのサービス内容は家電量販店によって異なるものの、処分費用がかからない点はどこも共通です。割引額やポイント還元に関しては、査定の結果により判断されるケースもあります。
また、キャンペーン期間中のみ下取りサービスを行う家電量販店もあるので、普段から利用する店舗があればチェックしてみてください。
家電量販店では、扇風機も含めた家電製品をリサイクル回収するサービスが提供されています。リサイクル回収の特徴を見ていきましょう。
<リサイクル回収の特徴>
・店舗まで扇風機を持ち込む必要がない
・回収時には処分費用や運搬費用がかかるため注意
リサイクル回収の場合、自宅への収集を依頼できるため、わざわざ店舗へ足を運ぶ必要がありません。具体的な回収方法については、各家電量販店のHPをチェックしてみてください。
また、扇風機のリサイクル回収は、処分費用として500~1,000円程度の料金が必要です。自宅まで収集に来てもらう場合は運搬費用も上乗せされるため、事前に各種料金を確認しましょう。
リサイクルショップであれば、不要になった扇風機を買い取ってもらえます。ただし、買い取りには条件があるため、次項から解説する査定基準や高額査定のポイント、買い取り額の目安などに目を通しておきましょう。
扇風機の査定基準は主に以下の4つです。
<扇風機の査定基準>
・年式、型番
・扇風機のモデル
・傷や汚れの有無
・市場における需要の高さ
同じ年式の扇風機でも、モデルが違えば需要も異なります。需要の高さは時期や流行りに左右されるので、この点に関しては査定に出してみなければわかりません。
また、目立つ傷や汚れなどが多ければ、どれだけ人気の高い扇風機でも買い取ってもらえません。無料回収となる恐れもあるため、査定前は汚れをすべて拭き取っておきましょう。
扇風機を少しでも高く買い取ってもらうには、以下のポイントを押さえておいてください。
<押さえるべきポイント>
・付属品(取扱説明書や保証書など)はすべてそろえておく
・汚れはすべて拭き取る
・複数のリサイクルショップに査定を依頼する
・扇風機の需要が高まる時期(6~8月)に査定を依頼する
高額査定において重要なのは「どれだけ新品に近い状態か」という点です。付属品をそろえるのはもちろん、隅々まで掃除して査定を依頼しましょう。
また、リサイクルショップによって査定額は異なります。インターネット査定などを行う店舗もあるので、可能な限り複数のリサイクルショップへ査定を依頼してみてください。
需要の高まる時期であれば、より高額査定に期待できます。
扇風機の買い取り額について、モデル別の目安額を紹介します。
<買い取り額の目安>
・ファン付き:1,000~5,000円
・ファンなし:7,000~15,000円
※人気のあるメーカーのみ
※2015~2018年発売の扇風機で比較
「高額査定のポイント 」で解説したとおり、扇風機は状態により買い取り額が変化します。上記の金額はあくまでも目安ですが、人気のあるモデルであれば1,000円以上で買い取ってもらえる可能性もあるでしょう。
フリマアプリであれば、査定などを気にすることなく販売できます。ただし、販売のコツや注意点を理解しておかなければ、思うように買い手が付かないほか、トラブルに発展する恐れもあるのです。
次項で解説するポイント・注意点をチェックして、扇風機をスムーズに処分しましょう。
フリマアプリで扇風機を販売する際は、以下のポイントを押さえておくと買い手が付きやすくなります。
<販売時のポイント>
・すべての付属品をそろえて出品する
・あらゆる角度から撮影した写真を掲載する
・型番を記載して検索されやすいようにする
・扇風機に関する情報はすべて記載する
・相場に合わせた値段を設定する
フリマアプリでは、買い手となるユーザーが自分で扇風機を検索して、希望の商品を購入します。情報が不足していたり、値段が高すぎたりすると、買い手がなかなか見つかりません。
安心して購入してもらうためにも、傷や動作不良などの情報も含めてすべて記載しましょう。写真があると、状態をより詳しく伝えられます。
販売する際は、買い手とのトラブルにつながらないよう、以下の注意点も押さえておいてください。
<販売時の注意点>
・アプリの利用規約にない独自ルールは作らない
・商品情報に嘘を書かない(誇張表現などもNG)
・発送前は写真を撮影する
・配達記録が追跡できる方法で発送する
原則として、フリマアプリの利用規約は必ず守りましょう。トラブル発生時、規約に違反していると正当性を主張できません。
さらに、商品情報に嘘が書いてあると「説明と異なるものが届いた」などの理由で、支払いを済ませてもらえない恐れがあります。逆に、商品説明に問題がないにも関わらずクレームを入れる購入者もいるため、発送直前の写真も撮影しておきましょう。
また、配達記録を残しておけば、トラブル発生時の証拠として利用できる可能性があります。早期解決できるよう、配達記録が残る配送業者を利用してください。
不用品回収業者に処分を依頼することで、最短即日で扇風機を回収してくれます。ただし、処分費用が発生するほか、業者選びを間違えると想定外の料金を請求される恐れもあるので、注意が必要です。
次項から解説する、業者の選び方や注意点、費用目安などに目を通し、トラブルなく扇風機を処分しましょう。
悪徳業者に引っかからないためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
<不用品回収業者を選ぶポイント>
・一般廃棄物収集運搬業許可の表示が業者HPにある
・料金体系がわかりやすい
・見積書の内訳が明確
・業者HPで過去の実績が詳しく紹介されている
・口コミサイトの評判が良い
一般廃棄物収集運搬業許可を持たない不用品回収業者は、違法に営業している可能性があるため避けてください。料金体系や実績なども業者HPで確認し、不明瞭な点がないかチェックしましょう。
また、依頼前には複数社に見積りを依頼してください。適正価格かどうかを見極め、見積書の内容が明確かどうかチェックするためにも重要なポイントです。
悪徳業者の特徴を挙げていくので、依頼する前に確認しておきましょう。
<悪徳業者の特徴>
・格安や無料回収などの宣伝を行っている
・古物商や産業廃棄物処理業などの許可しか得ていない
・空き地に「無料回収」などと記載した看板を立てている
悪徳業者は、事前に説明していない料金を請求したり、断るとキャンセル料を請求したり、高額な費用を請求するケースが多いです。上記の特徴を頭に入れておき「不用品回収業者の選び方 」で解説したポイントを押さえて業者を探しましょう。
不用品回収業者とトラブルに発展した場合は、消費者ホットライン(こちら から)へ相談してください。相談員が公平な立場でトラブル処理にあたってくれます。
不用品回収業者に扇風機の処分を依頼した場合、回収費用は500~1,000円が目安です。この費用に基本料金などが上乗せされ、実際は3,500~6,000円程度の費用がかかります。
自治体での処分に比べると割高ですが、不用品回収業者ではパック料金が設定されています。複数の不用品をまとめて回収・処分してもらうことで、料金を割安に抑えられる仕組みです。
自宅まで回収に来てもらえるため、まとめて不用品を処分したいときは不用品回収業者がおすすめできます。
名古屋周辺で扇風機を処分する場合、オーソドックスな方法は自治体での処分です。手数料はかかりますが、適切な方法で処分してもらえるほか、指定場所まで回収に来てもらえます。
少しでも処分費用を抑えたい人は、家電量販店かリサイクルショップ・フリマアプリを利用しましょう。扇風機の状態が良ければ、リサイクルショップ・フリマアプリで買い取ってもらえます。
不用品回収業者に関しては、ほかに処分する不用品があればまとめて依頼するとお得です。事前に「悪徳業者に注意! 」に目を通し、悪質な業者に引っかからないよう注意してください。
費用や手間、不用品の量などを考慮して、希望する処分方法を選びましょう。