ておきたい作業は以下の2つ
「ストリーミング再生で映画や番組を観ることが多くなった」「トリプルチューナー搭載のブルーレイレコーダーに買い替えたい」といった理由で、ブルーレイレコーダーの処分を考えている人もいるでしょう。実は、デジタル家電となるブルーレイレコーダーの処分方法は複数あり、かかる費用も異なるのです。
こちらでは、愛知県にお住まいでブルーレイレコーダーの処分を考えている方へ、6つの処分方法や費用、処分前に行っておく必要がある作業を解説します。
愛知県名古屋市のホームページによれば、ブルーレイレコーダーなどの小型デジタル家電を処分する際は「小型家電リサイクル法」によりリサイクルの対象となります。そのため、規定サイズ以下であれば、自治体が設置している「小型家電専用の回収ボックス」に無料で出すことが可能です。
ブルーレイレコーダーを処分する場合は、上記の方法を含めて6つの方法があります。こちらは、手間がかかりにくい順番で並べています。
【ブルーレイレコーダーの処分方法の違い】 | ||
費用(税込) | 手間 | |
・リサイクル回収ボックス | 無料 | 〇:いつでも出せる |
・不燃ごみ | 250円~ | △:不燃ごみの日に限る |
・家電量販店で下取り | 買取or有料引き取り | △:査定、持ち込みor発送の手間あり |
・リサイクルショップ | 買取 | △:査定、持ち込みor発送の手間あり |
・不用品回収業者 | 550円~ | △:手続きあり |
・フリマ、オークション | 売上価格の約10% | ×:出品・梱包・発送などの手間あり |
それでは、1つずつご紹介していきます。
ブルーレイレコーダーのサイズが小型家電専用の回収ボックスに入る大きさ(縦15cm以下かつ横40cm以下かつ奥行25cm以下)であれば、無料で処分することが可能です。たとえば愛知県名古屋市では、各区役所や複数の支所、イオン、アピタ、カインズ、DCMカーマ、マツヤデンキなどに、自治体によって回収ボックスが設置されています。
大きさが合えば、不要なブルーレイレコーダーをいつでも都合の良いときに無料で処分できるため、おすすめの方法です。
ブルーレイレコーダーのサイズが上記の指定サイズよりも大きい場合は、不燃ごみ(粗大ごみ)です。粗大ごみの収集方法は、自治体により異なります。
名古屋市を例に挙げると、収集は月1回で地域ごとに収集日が決められていて、手数料250円を支払って出します。参考までに、名古屋市で粗大ごみを出す流れは以下のとおりです。
①粗大ごみ受付センターへインターネットまたは電話で、収集日の7日前までに申し込む
②スーパーやコンビニなど指定販売店にて手数料納付券(シール)250円分を購入する
③手数料納付券に氏名(or受付番号)を記入し、粗大ごみの見やすい場所に貼る
④月1回の指定日に、地域ごとに決められている指定場所へ粗大ごみを出す
ブルーレイレコーダーのサイズが大きい場合は、250円という比較的安価な手数料で粗大ごみとして出すことが可能です。ただし、自治体によっては、収集日が月1回など少ない場合もあります。急いで処分する必要がない、室内などに保管しておくスペースがあるといった場合には、おすすめの方法だと言えるでしょう。
家電量販店で新品のブルーレイレコーダーに買い替えた場合、古い方を下取りに出せる場合があります。これは「中古買い取り」という扱いになり、査定によって買取価格が決まるのです。
しかし、家電量販店によっては、中古のブルーレイレコーダーの下取り設定がないところもあります。処分費用を支払う形(有料)での引き取りは行っているケースも多いです。
家電量販店 | 下取り価格(マイナスは処分費用) |
ビックカメラ | ~110,000円 |
コジマ | ~110,000円 |
ヨドバシカメラ | 買取可(価格情報なし) |
ヤマダ電機 | -220円 |
ケーズデンキ | -550円 |
ておきたい作業は以下の2つ
製造年が新しい中古ブルーレイレコーダーは、買取をしてもらえる可能性が高いです。また、希少価値のある型番の中古ブルーレイレコーダーの場合には、買取額が高額になる場合もあります。
ヤマダ電機やケーズデンキは中古ブルーレイレコーダーの下取りを行っていませんので、有料で引き取ってもらう形です。
中古のブルーレイレコーダーは、各種リサイクルショップでも買い取りを行ってくれる可能性が高いです。動作確認ができているものであれば、持ち込んだ時点ですぐに査定・引き取りとなります。
電源が入らないなど故障している場合でも、部品取り用の「ジャンク品」として引き取ってもらえることもあるのです。この場合には、安価もしくは無料での引渡しとなるでしょう。
ハードオフなど製造年や型番などに詳しいリサイクルショップであれば、適正な価格での買い取りが期待できます。かかる手間は、店舗への直接持ち込み、または配送です。なかにはダンボールを準備して梱包しておけば、配送手続きなど面倒なことはすべておまかせのリサイクルショップもあります。
比較的まだ新しいブルーレイレコーダーの処分を考えている方は、リサイクルショップに売る方法も試してみてはいかがでしょうか。
中古のブルーレイレコーダーは、不用品回収業者に処分を依頼することが可能です。ただし、不用品回収業者にもさまざまあります。回収した物からリサイクル可能な金属類を取り出した後に、不法投棄をするような悪徳業者もありますので、業者を選ぶ際には注意が必要です。
その点、自治体から一般廃棄物の収集運搬許可を受けている不用品回収業者であれば、不法投棄されたり、法外に高額な手数料を請求されたりすることもなく安心でしょう。認定業者リストは、自治体のホームページで公開されているケースも多いです。
回収費用は、リサイクル料金としてブルーレイレコーダー1つで550円~となっていますが、業者によっては一定サイズの箱1つに詰められる分で1,650円~のところもあります。持ち込み、配送や引き取り依頼など業者ごとに可能な対応が異なりますので、希望に沿ってもらえるところを選びましょう。
中古ブルーレイレコーダーの処分を不用品回収業者に依頼する場合、電話をかけたり処分費用がかかったりするなど少々手間はかかります。しかし、他の家電なども一緒に処分したいという場合には、まとめて依頼できるので助かるでしょう。
製造年が新しいブルーレイレコーダーや、製造年が3年を超えていても動作確認ができている場合には、フリマやネットオークションで売れる可能性があります。動作しない場合でも、部品欲しさのジャンク品として売れる可能性もゼロではありません。リモコン付きであれば、リモコンだけ壊れた人が落札することもあるからです。
フリマやネットオークションでブルーレイレコーダーを売るメリットは、設定価格次第で最終的に思わぬ高値で売れる可能性もあることでしょう。注意したいのは、相場よりも高い価格設定にしたり、すでにオークション内で数多く出回っている型番であったりする場合には、買い手がなかなか現れないかもしれないことです。また、売れた場合には出品手数料が請求されますので、その点も考えて価格設定を行う必要があります。
さらに、フリマやネットオークションでは、出品するための写真撮影、出品手続き、買い手が決まるまでの質問への回答、買い手とのやり取り、梱包、発送など、数多くの手間がかかるのがデメリットです。フリマやネットオークションに慣れている方やこれらの手間を苦に感じない方は、総費用がプラスになる売却を目指してぜひチャレンジしてみてください。
使用済みのブルーレイレコーダーを売ったり破棄処分したりする際は、個人情報の漏洩を防ぐためにも必ずやっておきたい作業は以下の2つです。
・ハードディスク内のデータを消す
・B-CASカードを取り出しておく
それぞれの詳細とやり方を解説していきます。
ブルーレイレコーダーに内蔵されているハードディスクには、保存された録画データや設定された地域ごとのチャンネル周波数などの個人情報が溢れています。
これらの個人情報を消去せずにブルーレイレコーダーを売ったり破棄処分したりした場合、個人情報を悪用されたり、犯罪に巻き込まれたりする可能性があります。事前に必ずデータを削除しておくことが大切です。
ブルーレイレコーダーのハードディスク内のデータを削除できたら、設定の初期化も行っておきましょう。中古品として売る場合、これでブルーレイレコーダーの新しい使用者も、まっさらな状態で使用を開始できます。
ブルーレイレコーダーやテレビなど受信機を搭載しているデジタル機器を購入すると、B-CASカードというICカードが同梱されています。ブルーレイレコーダーの場合、B-CASカードに視聴情報が記憶されますので、このカードがないと録画ができません。
実はこのB-CASカード、株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)よりレンタルしている形となっています。そのため、原則として中古ブルーレイレコーダーにB-CASカードを付けても売れません。
中古品としてブルーレイレコーダーを売ったり下取りに出したりする場合は、B-CASカードを取り外してB-CAS社へ返却するか、ご自身で破棄するのが適切な処分方法です。有料放送と契約しているB-CASカードの場合には、ブルーレイレコーダーから取り外した後、契約先の放送局で変更や解約の手続きを行ってから破棄するようにしましょう。
万が一、B-CASカードを取り出すのを忘れてブルーレイレコーダーを売却・破棄した場合、他人がこのカードを使って視聴した有料放送の視聴料は、元の持ち主であるご自身に請求されるので注意しましょう。
なお、中古でブルーレイレコーダーを買い取った人は、B-CAS社に有料(2,160円)でカードの再発行の手続きを申請できます。B-CASカードを付属させずに、ブルーレイレコーダーを売却しても大丈夫です。
個人情報の漏洩をはじめ、さまざまな被害に遭わないためにも、ブルーレイレコーダーを手放す際には必ずB-CASカードを取り外しておくようにしてください。
愛知県にお住まいでブルーレイレコーダーを処分したい場合、破棄する方法は以下のとおりです。
・小型家電のリサイクルに無料で出す
・自治体に粗大ごみとして有料で出す
・不用品回収業者に有料で引き取ってもらう
そのほかにも、中古品として売却処分する方法もあります。
・家電量販店に下取りしてもらう
・リサイクルショップへ売る
・フリマやネットオークションで売る
機能的に問題がないブルーレイレコーダーの場合には、手間や時間が気にならないのであれば中古品として売るのも1つの手です。この場合、処分費用をかけずに、逆にプラスになる可能性もあります。
電源が入らないなど動作確認ができない場合は、サイズが合えば小型家電専用の回収ボックスに入れるのがおすすめです。最近のブルーレイレコーダーは厚みがないものが多いので、回収ボックスに入れられる可能性が高いでしょう。サイズが大きい場合には、お住まいの自治体の処分方法にしたがってごみとして出しましょう。
売るにしろ破棄するにしろ、ブルーレイレコーダーを手放す前には「ハードディスク内のデータを消す」「B-CASカードを取り外しておく」という2つの作業を必ず行ってください。元の持ち主と新しい持ち主の双方が心地よくいられるためにも、これらの作業は必要です。取り外したB-CASカードの解約手続きも忘れないようにしましょう。
ブルーレイレコーダーの処分を考えるようになった際には、まずはこれらの作業から着手すると良いかもしれません。