「古いパソコンはどうやって処分・廃棄すればいいんだろう?」「壊れたパソコンの安全な捨て方がわからない」と壊れたパソコンの処分・廃棄に困っていませんか?
パソコンはリサイクルのための回収が義務付けられており、ゴミとして一般廃棄物と一緒に捨てると法律違反になってしまう可能性もあります。そのため、古いパソコンは適切な方法で処分・廃棄することが必要です。
この記事では、古くなったり壊れたりしたパソコンをどのように処分・廃棄すればよいかを解説しています。状況に合った方法で処分・廃棄すると、余計な費用や手間がかかりません。データ破棄の方法についても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
古いパソコンを処分・廃棄する方法は、主に以下の6つです。
① 不用品回収業者に依頼する
② パソコンメーカーに依頼する
③ 無料回収サービスを利用する
④ 買取・下取りしてもらう
⑤ 自治体の回収ボックスに入れる
⑥ フリマアプリで売る
それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。
不用品回収業者は、古いパソコンの回収にも対応しています。
お住まいの自治体によってはリサイクル用の回収ボックスがあるため、「不用品回収業者に依頼しなくてもよいのでは?」と思いますよね。
しかし自治体での回収は、回収ボックスのあるところまで、自分でパソコンを持っていかなければなりません。近くに回収ボックスがない場合は、自動車や電車、バスを使って移動する必要があり、手間とお金がかかってしまいます。
不用品回収業者にパソコンの回収を依頼する場合、都合のよい日時に、自宅まで回収に来てもらえます。
回収費用はかかりますが、近くに自治体の回収ボックスがない場合の交通費と手間を考えると、不用品回収業者に依頼するほうがコストパフォーマンスがよいかもしれません。
古いパソコンは、製造元のメーカーが回収しているケースもあります。パソコン本体に「PCリサイクルマーク」のシールが貼ってあるものは回収費用が無料で、シールのないものは有料です。
メーカーの回収を利用する場合は、事前にホームページや電話で申し込みが必要です。申し込みから回収まで1〜2週間かかることもあるため、すぐに回収してほしいときは不良品回収業者に依頼するとよいでしょう。
また、他社メーカーのパソコンは回収してもらえません。たとえば、デスクトップパソコン本体とモニターのメーカーが異なる場合、それぞれのメーカーで申し込みする必要があります。
家電量販店や無料回収専門店にて、古いパソコンを無料で引き取ってもらえることもあります。宅配便を利用した集荷も可能なケースがあり、さらに発送料も無料で対応してくれることもあるため、完全無料で回収してもらえます。
「無料で回収してくれるなんて怪しい」と思うかもしれません。実は、無料回収専門店では回収したパソコンを中古商品として売ったり、部品を回収したりすることで利益を出しています。
ただし、まだ使えるパソコンも無料で回収してもらうことになるのがデメリット。古くても使えるパソコンを処分したいなら、買取やフリマアプリで売るのがおすすめです。
古いパソコンは廃棄しなくても、家電量販店などで買取や下取りしてもらえることもあります。数千円数万円の値が付いたり、新しいパソコンを買うときの値引きになったりするためお得です。
ただし、買取・下取り店舗によっては、現金ではなくポイント付与で還元することもあります。最初に買取なのか下取りなのか、現金なのかポイントなのかは確認しておきましょう。
買取・下取りのデメリットは、条件を満たしたパソコンでないと回収してくれないことです。部品が揃っていることや、データ消去していることなどが条件となります。
モニターは有料回収になるケースもあるため、売上にならない点に注意しましょう。
自治体によっては、小型家電の回収ボックスを設置して無料回収しているケースもあります。自治体が回収するため、不法投棄の心配がなく、安心して回収してもらえます。
ただし、回収ボックスの置かれている場所が限定されている点や、回収ボックスの投入口に入る大きさでないと回収してもらえない点は注意が必要です。
また使えるパソコンを処分したい場合、フリマアプリで売る方法もあります。
パソコンのスペックや新しさによっては、買取・下取りより高額で売れることもあるため、比較的新しいパソコンを処分したい人におすすめです。
ただし、パソコン内のデータ消去は自分でしなくてはならず、梱包や配送手続きの手間もあります。場合によっては、買い手とのトラブルに発展するケースもあるため、フリマアプリの使い方に注意して取引する必要があるでしょう。
資源有効利用促進法とは、循環型社会を形成するために必要なリデュース・リユース・リサイクルを促進するために、平成13年4月に施行された法律です。10業種・69品目が指定されており、そのなかにはデスクトップコンピュータの本体、ディスプレイ、ノートブックパソコンも含まれます。
この法律により回収されたパソコンは、データ破壊・分解されて再資源化されます。
家庭用パソコンの場合、平成25年4月に施行された小型家電リサイクル法の施行により、家電量販店などでの回収も可能です。
(参考)経済産業省「資源有効利用促進法」「パソコンのリサイクル」
パソコンを資源有効利用促進法や小型家電リサイクル法により、適切に処分しない場合は法律違反となる可能性があります。この法律に違反した場合、罰金50万円が課せられます。
(参考)経済産業省「資源有効利用促進法」
デスクトップコンピュータの本体、ディスプレイ、ノートブックパソコン以外の周辺機器は、リサイクル回収の対象となっていません。自治体で粗大ゴミとして処分することも可能です。
パソコン周辺機器の処分したいときは、主に以下の方法があります。
自治体で粗大ゴミとして回収してもらう
リサイクルショップやフリマアプリで売却する
不用品回収業者に回収してもらう
パソコン周辺機器を処分する3つの方法をそれぞれ解説します。
プリンターやキーボード、オーディオ機器などのパソコン周辺機器は、自治体の粗大ゴミとして回収してもらえます。ただし、月1〜2回と回収の日にちは決まっていることが多く、すぐに捨てたい場合には不向きです。
自治体によって有料での回収になることもあるため、後述する売却や不良品回収業者の回収サービスと比較して、よりお得な方法で処分しましょう。
まだ使えるパソコン周辺機器なら、リサイクルショップやフリマアプリで売却する方法もあります。
リサイクルショップでは買取価格はお店次第ですが、フリマアプリでは売り手が自由に価格設定できるのがメリットです。ただし、取引中のトラブルが起きないように、フリマアプリの使い方について正しい知識をもっておく必要があります。
近くにリサイクルショップがある場合は、即日で引き取ってもらえることがメリットです。
パソコンと一緒に周辺機器も処分・廃棄したいケースでは、不用品回収業者にまとめて引き取ってもらうのがおすすめです。それぞれ処分方法が異なると、その分手間もかかります。
不用品回収業者に依頼する場合は有料となりますが、引越しや模様替えで不要になったパソコンや周辺機器以外の家具、家電も一緒に引き取ってもらえるのがメリットです。
パソコンの回収を依頼するときは、中に入っているデータを消去する必要があります。データをそのままにして処分・廃棄してしまうと住所やクレジットカード情報、パスワードといった個人情報が漏れてしまうため危険です。
データを破棄するときは、次の手順でおこないます。
1. 新しいパソコンにデータを移行する
2. 古いパソコンのデータを消去する
まずは、新しいパソコンにデータを移行する方法について紹介します。
パソコン内の画像や音楽といったデータを移行したい場合は、ハードディスクやUSBメモリ、CD-Rなどの記録媒体を使って手動で移動できます。
古いパソコンに記録媒体をつなぎ、データをコピーしたあと、新しいパソコンにつないでデータを移します。ソフトウェアや、ネットワーク設定などは移行できない点に注意しましょう。
パソコン内にある転送ツールやOneDrive(Windows)、移行アシスタント(Mac)を使うことでも、古いパソコンのデータを移行できます。手動でのデータ移行とは異なり、ソフトウェアやネットワーク設定も引き継げるのがメリットです。
ただし、新しいパソコンと古いパソコンの両方がネットワークに接続されている必要があります。
手順については、MicrosoftとAppleそれぞれの方式ホームページで紹介されていますので、そちらを参考にしてみてください。
(参考)Microsoft「OneDrive」Apple「移行アシスタント」
パソコン内のデータ移行ツールを利用できない場合、データ移行ソフトを利用する方法もあります。データ移行ソフトは無料・有料それぞれあり、有料ソフトは3,000円〜10,000円が相場です。
無料のデータ移行ソフトでおすすめなのは「EaseUS Todo PCTrans Free」です。無料でソフトをダウンロードすると、最大2GBのデータや5個以内のプログラムを新しいパソコンに引越しできます。ただし、容量の大きいデータは移行できないため、製品版4,378円(税込)を購入するか、別のデータ移行ソフトを使用する必要があります(2022年7月時点の情報)。
パソコン内のデータ消去は、「ゴミ箱」に入れて消去したら終わりではありません。パソコン上ではデータがなくなっていても、復元できてしまうからです。
データを消去せずに、処分・廃棄すると個人情報が流出するリスクが高まります。古いパソコンを処分する前に、必ずデータを消去しましょう。
古いパソコンのデータを消去する際は、以下の方法で実施します。
ソフトウェアを利用する
ハードウェアを破壊する
データ消去を専門業者に依頼する
古いパソコンのデータ消去の方法を解説します。
パソコンのデータを消去するには、データ消去のためのソフトウェアを使うのが一般的です。データを復元できないレベルに処理し、個人情報の流出を予防します。
データ消去用ソフトウェアを選ぶときは、対応OSやバージョンに注意しましょう。パソコンのOSがWindowsなのか、Macなのかによって対応するソフトウェアも異なります。また、古いOSに対応していないソフトウェアもあります。
無料のデータ消去ソフトウェアもありますが、完全に消去できなかったり、時間がかかったりするデメリットを理解しておきましょう。
ソフトウェアを使ってデータ消去する方法のほかに、ハードウェアを物理的に破壊する方法もあります。パソコンを構成するHDDやSDDをトンカチやドリルなどで破壊し、データを復元できないようにします。
お金のかからない方法ではありますが、パソコンが壊れてしまう可能性もあること、ハードウェアがなくなることから、古いパソコンを売却する予定の人には向きません。
ソフトウェアを使ったり、ハードウェアを物理的に破壊したりできない場合は、データ消去をおこなっている業者に依頼します。
費用は数万円単位でかかりますが、パソコンに詳しくなく、自分でデータを消去できない人にはおすすめです。
パソコンの寿命は、一般的に5年前後と考えられています。パソコンのデータを保管するハードディスクの寿命が4〜5年といわれているためです。
ただし、「5年使えば必ず壊れる」「5年以内に壊れることはない」というわけではありません。バッテリーは2年で劣化しはじめ、新品と比べてバッテリーの持ちが悪くなってきます。
またパソコン自体が故障しなくても、OSのサポート期間が終了してしまった場合はウイルス感染のリスクが高まるため、パソコンの買い替え目安となります。
パソコンは安いものでも数万円、高いものでは20万円を超えるため、できるだけ長く使いたいものです。
ここでは、パソコンをより長く使うための方法を紹介します。
パソコンの部品は熱に弱く、室内が暑かったりパソコン本体が熱をもったりした状態が続くと寿命が短くなります。とくに近年の夏は猛暑日が続くことが多く、冷房の効いていない部屋にパソコンを置いておくだけでも、部品にダメージを与えてしまう可能性があります。
パソコンはできるだけ冷房のついた部屋で使用・保管し、使用中に熱をもっているようならファン使用して冷却するようにしましょう。
ホコリによっても、パソコンの寿命が短くなる可能性もあります。
パソコンのファンや通気口にホコリがたまると、温度調節ができなくなって部品が熱をもつ原因となります。定期的にファンや通気口を掃除し、ホコリがたまらないようにしましょう。
精密機器であるパソコンは、落としたりぶつけたりすると故障の原因となります。
ノートパソコンが普及し、外出時に持ち歩く機会も増えました。パソコン落下時の衝撃を抑えるため、衝撃吸収できるパソコン収納ケースを選ぶとよいでしょう。もちろん、落とすことのないように管理することが大切です。
ハードディスクの故障はパソコンの寿命ですが、バッテリーもまた重要な部品です。ノートパソコンのバッテリーが消耗すると、充電されにくくなり、コンセントなしで使用できなくなってしまいます。
バッテリーを長持ちさせるには、充電が完全になくなってからコンセントを差し込みます。常にコンセントにつないでいたり、充電があるのにコンセントにつないだりするとバッテリーの寿命が短くなるので注意しましょう。
パソコンの調子が悪いなと思ったら、早めにデータ移行して新しいパソコンに買い替えましょう。
壊れたパソコンを使い続けるとデータ喪失の原因になったり、火事のもとになったりします。とくに、ここで挙げる症状が出ている場合は、パソコンの買い替え時期です。
パソコンを起動したときのファンやハードディスクの動く音が、以前より大きくなった場合はパソコンの買い替え時期です。また、聞きなれない音がしている場合も寿命が近いと考えられます。
ただし、室内が暑かったり部品が熱くなったりしているときも、パソコンを冷やそうとファンが稼働して音が出ることもあります。暑くないのにファンの音がうるさい場合は、パソコンの買い替えを検討しましょう。
以前はフリーズすることなくスムーズに動いていたのに、フリーズする回数が多くなってきた場合もパソコンの寿命が近い証拠です。
フリーズまでいかなくても、動作が以前より遅くなって使いにくく感じる場合も買い替えを検討するとよいでしょう。
パソコンの使用中に突然電源が落ちたり、再起動したりする症状もパソコンの寿命が近いかもしれません。急に電源が落ちる症状は、マザーボードや電源ユニットなどの故障が原因です。
ケーブルやCPUの劣化も突然電源が落ちる原因で、パソコンの部品が消耗し寿命を迎えた証拠でもあります。
ノートパソコンをコンセントにつないでも充電できない場合、バッテリーが寿命を迎えている可能性があります。このケースでは、バッテリーを交換すれば正常に動作するかもしれません。
ただし、バッテリーが寿命を迎えているのなら、ほかの部品も寿命が近いと判断できます。
バッテリーを交換する費用とパソコン買い換えの費用を比較し、どちらが最適かを検討するとよいでしょう。
パソコンの処分・廃棄は、資源有効利用促進法に従って不用品回収業者やメーカー、自治体に回収してもらいましょう。不用品回収業者なら、都合のよい日時に自宅までパソコンを回収しにきてもらえます。
愛知県・岐阜県・三重県でパソコンを処分・廃棄する際は、不用品回収隊へご相談ください。不用品回収隊と他社との違いは、以下のとおりです。
即日最短30分で回収可能
1品から大量の不用品回収まで対応
地域最安値に挑戦中!他社より高ければ相談可能
パソコン処分時にデータの消去まで必ず行うため安心!
不用品回収隊はパソコン1台から回収依頼でき、即日最短30分で回収してもらえます。「今すぐ不要なパソコンを回収してほしい」という人におすすめです。
回収費用も、他社と比較して高ければ相談に応じます。
また、不用品回収業者によってはパソコン内のデータを削除しない業者があるため、プライバシーの観点から必ずデータの消去まで行う企業に依頼するようにしましょう。
不用品回収隊では、パソコン処分時にデータの消去まで必ず行うため安心!
回収品目 | デスクトップパソコン、モニター |
作業時間 | 10分 |
エリア | 名古屋市中区 |
利用者の感想 | 使えなくなった古いパソコンの処分に困っていました。名古屋市内で回収に来てもらえる業者をさがしていたところ、当サービスを見つけました。
即日回収してもらえたので、利用してよかったと思います。 |
回収品目 | ノートパソコン、マウス |
作業時間 | 5分 |
エリア | 名古屋市中区 |
利用者の感想 | 古くなったパソコンの処分をどのようにすればよいか困っていました。フリマアプリで売ろうとしていましたが、時間がなく、不用品回収業者に依頼することにしました。
とにかく時間がない私でしたが、指定した時間にしっかりと来てくれて回収してもらえたので、よかったです。 お電話した際のオペレーターが不安な点をしっかりと解消して頂けた点が非常に好印象でした。また何かあれば依頼したいと思います。 |
・古いパソコンの廃棄や処分する方法はどのようなものがありますか?
古いパソコンの廃棄や処分する方法は6つあります。
①不用品回収業者に依頼する
②パソコンメーカーに依頼する
③無料回収サービスを利用する
④買取・下取りしてもらう
⑤自治体の回収ボックスに入れる
⑥フリマアプリで売る
・パソコンの処分時にデータの消去もしてもらえますか?
対応可能です。不用品回収隊では、パソコン処分時にデータの消去まで必ず行いますのでご安心ください。
ご自身でデータを初期化してもパソコン内のデータは消去できない為注意しましょう。
・古いパソコンの廃棄や処分を無料で行うにはどうすればよいですか?
古いパソコンの廃棄や処分を無料で行う場合、「購入店舗で処分」「自治体の回収ボックスを利用」「メーカーにて回収」「無料回収サービス」などの利用が最適です。
しかし、パソコンの長さやリサイクルマークの有無によっても処分方法が異なるため、面倒な場合多少費用はかかりますが、不用品回収サービスを利用することもできます。
ディスクリプション:
パソコンは一般ゴミや粗大ゴミとして捨てることはできません。そのため、不用品回収業者やメーカー回収などを利用する必要があります。本記事では、古いパソコンの処分・廃棄方法だけでなく、処分前にしておきたいデータ移行と消去についても解説します。